MUMA.

お仕事で八丈島に行って参りました。

八丈島に行ってまいりました。

 

20231013日から約2週間八丈島へ行ってまいりました。

今回は飲食関係のお仕事メインでしたが、アートワークに関しても大きな影響を受けた2週間になったのでブログを書こうと思います。

10月に八丈島にオープンした酒場兼ゲストハウス「POSEIDON」今回はこちらのお店の短期でのオープニングスタッフとして参加させていただきました。

とはいえ、アーティストとしての文章なので飲食店での仕事の部分は割愛させていただきます。笑

八丈島での生活は、朝6時に起き、3時間の朝営業の後から、ディナーの営業までかなり長めに自由時間がとれる自分の活動的には絶好のタイムスケジュールで動かせていただきました。その間、八丈島の自然に触れ、今まで見たことのなかった景色や空気感を味わうことができました。

 

     

 

八丈島での驚き

 

驚きその1、海で普通に亀が泳いでいる

驚きその2、普段内地で生活していたらみることのない植物が自生している。(八丈島も東京都。島の人々はこちらのことを「内地」と呼ぶらしい)

驚きその3、手のひらよりでかいクモやさそりが歩いている

驚きその4、星が綺麗すぎる。流れ星とか毎日見える

驚きその5、コンビニが一つもない

この調子だとその100くらいまで行ってしまいそうなのでここでやめますが、とにかく普段では味わえない驚きを毎日体感することができました。特に、植物や動物を題材にして作品を作ることが多い僕には絶好の環境でした。

 

 

 

八丈島の風景(僕は、海と変わった植物が大好物です)

 

八丈島で製作した作品

 

八丈島では主に、お店用のイラストをデジタルで製作していました。普段は、基本的にイラストのインスピレーションは映画、本、SNSなどで集めた情報をもとに製作するのですが、今回は、直接五感でインプットしたものをそのままアウトプットできる絶好の環境だったため、新鮮でとても楽しい作品作りでした。以下、完成したイラストです。

Poseidon1

 

↑お店の外観に、八丈島で実際に見た植物たちを合わせた作品。

 

Poseidon2

 

↑実際にお店で扱った食品たちをワンプレートにしてみました。両作品ともに、タッチやフォントのオールドアメリカンっぽさは、いつも通り自分のフェチが全面に反映されていて、かつ八丈島で実際に見たものを作品に落とし込むことができた満足のいく出来でした。八丈島で有名な花<ストレリチア>もこっそり皿に乗せてみました。

 

お休みの日にGalaxy guest house : 銀河荘へ

 

八丈島での生活も慣れてきたある日の定休日。お店にお客様として来てくれた親子が営むゲストハウス「銀河荘」さんに遊びに行ってみました。

後になって考えてみると、面倒と思わずに行動することは、本当に大事だなーと、しみじみ思います。とにかく、この銀河荘を訪れたことが、自分にとって八丈島で1番心に残る出来事の一つになりました。

 

  

↑銀河荘のテラスからの眺め

 

銀河荘は、普段行動していたお店周辺よりさらに山を登ったところにあり、素晴らしい眺めでした。(写真撮り忘れましたが夕焼けのタイミングが凄すぎて涙しそうでした。)

また、景色もさることながらゲストハウスの建物も、異国情緒というか、異世界感があってとても素敵でした。(実際建物に入った瞬間、少年時代に初めてディズニーランドに行ったときのようなあの感覚が10数年ぶりに蘇りました。笑)上の写真の露天風呂はじめ、部屋の至る所に配置された植物の数々や、アート作品、さらに、2階には梁を渡らないと辿り着けない部屋があったりと、遊び心が爆発しているゲストハウスでした。(露天風呂や、それに続くステップは手作りらしい)

後から、ゲストハウスを営んでいるお二人の話を聞くと、2人ともアーティストということで、ものすごい偶然に驚くとともに、この遊び心あふれる内装に納得もさせられました。

 

銀河荘にて:タメになったお話

 

銀河荘では、昼間おすすめの映画や本を教えてもらって実際に見たり、絵を描いて過ごし、夜には銀河荘を営んでいるお兄さん(ケンタさん)が仕事終わりに一緒にお酒を飲んでくれました。アーティストになった経緯から、NYにいた時代のお話や、さらにはこういうところから勉強したほうがいいという先輩アーティストからしか聞くことができない貴重な話を詳しく聞かせてくれて、とても楽しく、勉強になりました。現役アーティストとしても一線で活動できているその実力の源をみれた気がして、本当にすごい先輩だなと思いながらその夜は就寝しました。翌朝は、ケンタさんのお母様が、サンキャッチャー(太陽光をプリズムのように透過・屈折させるガラスなどで作られたインテリアの一種。)の作り方を教えてくれて、一緒に制作させていただいたり、アトリエとして使っている部屋で、本人曰く遊びで作った工作の数々や、過去の作品などを見せていただきました。ケンタさんとは反対に100%感覚派という感じで、これまた素敵で底抜けのパワーを感じる作品たちでした。「全力で遊ぶのがアーティスト」という金言もいただき、2人とも本当にそれぞれのスタイルを感じるかっこいいアーティストさんだなと感じました。2人と会い、アーティストとして自分に足りない部分を知れたり、逆に励まされた部分もあり、遊びに行ったはずなのにそれ以上のものを得ることができたし、素直に「もっと頑張らなきゃな」と、思いがけず心が燃える体験をさせていただきました。出会に感謝ですね。

 

Island

 

↑『island』: 銀河荘と八丈島の自然で得たインスピレーションと知識をもとに、今までやったことがないスタイルに挑戦した作品。今まで作品作りでは使用していなかった<筆ペン>と<漫画用のペン>を使い八丈島を意識して製作した。

 

このようにして、八丈島での2週間はあっという間に過ぎました。内地に帰って来て、コンビニや電車のありがたさを再認識するとともに、八丈島の自然やパワーが恋しく感じる今日この頃、この体験をもとに、アーティストとしてさらに進化していくので、今後の作品に注目いただけると幸いです。

 

また銀河荘行きたいな。

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